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Ammarnas-Hemavan

AmmarnasからHemavan間の約75kmのトレッキングコースを2泊3日で歩いた.

1日目(09/07/17)
 Umea(5:45)−Ammarnas(12:30)バス(途中2回乗換)
 Ammarnas(12:30)−山小屋Servestugan(20:30) 22km
 (小屋に20:30到着とは非常識だけど、今は22時まで明るいのでついつい…)
2日目(09/07/18)
 山小屋Servestugan(7:00)−山小屋Syterstugan(17:00) 28km
3日目(09/07/19)
 山小屋Syterstugan(5:00)−Hemavan(15:00) 25km
 Hemavan(15:30)−Umea(21:45)バス


樹林帯や高山帯を両方楽しめるコース.森林限界を超えると高山草原が見渡す限り広がっている.

なだらかな地形がゆえに到るところに湖と湿地があり、今の季節はワタスゲが目を楽しませてくれる.また、ワタスゲの分布の様子でどこに水分が多いのか分かる.

 

途中メジャーなコースを外れて山(Sytertoppen 1768m)のピークを目指した.メジャーなコースには木道や橋が整備されているが、ひとたびそこを外れるとぬかるみの中を歩くことになる.時に川を渡ることもあり長靴が必須だ.また、高標高域は雪解け水で一面が湿地のようになっている.

1300−1400mほどの標高でほとんど植物は見られなくなり、岩礫地帯となる.案外高山植物の分布する標高域が狭いことに驚いた.このコースの樹木限界が700mくらいなので、わずか500−600mの標高幅だ.今、ヨーロッパの高山では多くの場所で森林限界の標高が上がっていると報告されている(それは温暖化によるとも窒素降下物の増加によるとも言われている).高山植物はより高標高域に逃れるのだろうと考えていたけれど、そんなに単純ではなさそうだ.高山植物の分布限界は土壌で制限されている印象を受けた.この岩礫地帯に土壌ができて植物が分布できるようになるまでは、長い長い時間が必要だろう.